「服装と懐古」の話

JANONO

2026/06/07 19:06

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テーマを決めて服を選ぶ。例えば今日の服装は美容師がテーマです、なんてことを後輩はよくしている。一方自分はそんなことをあまりしない。決めたとしてもベースの服の色くらい。

 

今日は思い立ってテーマをもうけて服を組んでみた。さえない大学生をテーマにした。違う自分になった気になってとても気持ちが良かった。駅に向かうまでの道中、どこかの空き家のガラスに自分の姿が映ってどんな姿なんだろうと心が躍った。ただそこに映っていたのは、なんのやる気も持たずに授業に向かっていた頃の大学生の自分だった。このジーンズとこの服とこのトートバッグ、ああ全てあの頃に身につけていたやつだ。冴えてなかったんだなとひどく落ち込んだ。

 

普段は自転車で移動するが今日は夜から雨が降るらしくて電車に乗った。珍しく空いている電車で嬉しかった。向かい側にはアプリゲームで盛り上がっている男子中学生が2人座っていた。髪の毛もサラサラで2人とも育ちが良さそうだった。東京の中学生はやっぱり違うなあなんて思った1秒後には、そういえば自分も中学の頃からこうやって通学してたなあなんて思い出して心の中で変に対抗心を燃やした。携帯は持っていなかったし、髪の毛はボサボサだったので私の負けだ。

 

電車を降りてからは携帯で前やっていたバンドのライブ音源を聴いたりした。その時に見えていた未来を思い出して、今とを比べたりした。色んなことがわかって手を出せてない部分があるなあとか、分からない状態の強さとかを音源からは感じた。完成度って実はどうでもよかったりもして、全力でやっていることが人の心に届くよなあ、なんて考えた。昔の違うバンドのライブ音源に心を動かされて嬉しかった。JANOでも良いライブを更新していきたい。

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